時代の転換点

 アメリカ株高が報道される一方で、いかに現代の世界経済(資本主義)が薄氷の上に成り立っているか知る日本人が少なくて驚かされる。

 私の友人に世界経済の状況を話しても、根拠もなく「日本は大丈夫でしょ」や「株や為替は怖いなー」、「仕事が忙しくて、経済を勉強するのは面倒」という人が多い。 そもそも社会人でありながら、世の中の仕組みや企業や組織といった、経済全体から受ける恩恵や影響力を知らない人があまりに多い。国内のマスメディアも増税やキャッシュレスばかり報道しているが、実はそれ以上に報道しなければならない金融情報が隠されている。また、それに気付けない日本人の金融リテラシーの低さも問題である。

 日本人の無関心とは裏腹に、世界経済は刻々と豹変しつつある。「お金は銀行に貯金で預けてあるから安心でしょ?」では済まされない時代が確実に来る。「忙しい仕事」自体が大きく様変わりし、AIに置き換わることで容赦なく淘汰される危険性がある。

 将来を予想して自己防衛や投資する者はチャンスとなるが、金融に無知で堅実な人ほど損するのだ。不条理な世の中だと思うが、ルールなのだから仕方ない。もしあなたがこの時代で千載一遇のチャンスを失いたくない人であるなら、世の中のルールを知るべきだ。
 ルールメーカー側の政策の終着点がどこか知るべきであり、GDP比で217%もの負債をこの国はどうやって返済するつもりなのか考える必要がある。量的緩和といった日本銀行券の水増しで本当に防げるの事態であるのか、真剣に考えるべきだ。

貯金していれば、“お金”は価値を失わないのだろうか?

“お金(通貨)”を盲信していないだろうか?

 このブログでは何度かに分けて、大きく変貌する世界の各分野(金融やテクノロジー)を解説していく。数歩先には世界恐慌が迫っており、あまり多くの時間は残されていない。

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