BTCの下落について

インスタでは記事を投稿していましたが、ブログでも短めに投稿しておきます。

事前に9月7日に暴落すると予想したのは、以下の理由からです。

①BTCチャートの過去5年間の傾向

②エルサルバドル問題(BTC法定通貨の施行)

③アメリカ連休明け

以下、順を追って説明していきます。

①BTCチャートの過去5年間の傾向

まず過去5年間のチャートをまとめたのものを示します。この表からも9月は下落傾向にあることが分かります。

下落直前(トップ)の位置を平均すると9月4日(±7日)から下落が開始して、13日(±7日)の期間で底を固めます。

Fig.1 BTC/USDの過去6年分の傾向。各年9月でサンプリングを実施

② エルサルバドル問題

エルサルバドル問題については、9月7日より開始される法定通貨としての利用は長期的にプラス要因です。

しかし、短期ではマイナス要因でしかありません。配布当初、BTCという訳の分からない通貨を渡された国民は海外の法定通貨(ドル)へ交換し、その日の晩御飯に消えることでしょう。エルサルバドル国内の世論調査からも明らかです。

お金に関する知識や暗号資産の将来的価値を知らない人に、ビットコインを渡せば当然の結果です。個人的には大統領の先見の明は素晴らしいと思いますが、国の政策としては下の下です。まずは国民の金融リテラシーを底上げすることの方が重要であったと、後から気付くと思います。

③アメリカ連休明け

アメリカの連休期間中(Labor day)に仮想通貨市場はとても強い上昇を示していました。過去のマーケット(株式市場も含む)から見ても、連休明けが非常に重用な節目となっており、大手の機関投資家にとっては空売りでエントリーしやすい相場だったと言えます。

まとめ

以上をまとめると、下落からの急回復しない(①)と思いますが、国民が売り払い(②)、ポジションの解消(大方終えている③)を待つと、ポジションを持つのは数日~2週間程度の様子見が必要です。

あくまでも確率論であり、相場に絶対はありません。

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