Amazonが直接納税する裏の意図:変わる働き方

 投資について触れるなら、GAFA分割後が株式購入のチャンスとなる。 以前、分割された企業群は株価が大幅に下がり、そこから急成長した経緯がある。参考程度に記載すると、”1911年、スタンダード・オイル社(創業者:ロックフェラー)が石油市場を独占していたため、司法判断で複数(34社)の企業に分割された。その後、石油市場は成長していき、分割された株の時価総額は3倍以上に膨れ上がった” ことがある。


  

3.まとめ

 AmazonをはじめとするGAFAが世界の社会構造を変える影響力を持ち、”働き方”を変えるほど、その力は大きくなっている。働き方が変われば、”持つ者”と”持たざる者”との経済格差は急速に拡大する。

 個人的には、「格差」は必ず存在するものだと思うが、その差が”大きすぎること”, ”中間層がなくなること”が問題であり、是正・調整できる社会システムが必要だと考えている。ただし日々進歩するテクノロジーにより、現在の格差を是正する社会システムでは追いつけず、司法や税制面で抜け道が無数にある。そこを突かれ、巨大IT企業の更なる肥大化を引き起こしているのは事実だ。

 いたちごっこでしかないが、彼らの力を抑制し市場を開放する方法としては、国家の政策か現代の税制システムを変えるかことでしか出来ない。今回、Amazonが率先して納税額を増やしたが、裏の意図として、アメリカ大統領選挙でIT企業にとって不利な政策をする候補者に票や世論が流れないようにする目的がある。そのため、2020年は”アメリカ大統領選挙””GAFAの動向”について注視する必要がある。

 一方、2020年は経済や政治の転換点となる可能性が高い。投資することで将来は大きなリターンを得やすい、重要なタイミングとなる。GAFAが分割された場合は、上述したように株価が過去と同じ経緯を辿るかは保証できない。しかし投資テクニックとしては、時価総額が急落した時点で仕込めれば、大きなリターンを生む可能性が高いことは確かだ。今のうちから投資する準備だけは始めていても損はない。
 

 
ベアっち
アマゾンの問題について、よく分かった!
 
ペン太
よかった~。次回以降は、他のGAFA企業の問題点についても解説するね!
 
ベアっち
とりあえず、休憩しよ?
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